佐藤自動車・整備記録・整備日誌

日ごろ自動車整備に関わる仕事で、記憶に留める修理や印象に残る修理を書きます。もし同じ事例がありましたら参考にしてください。(自己責任で!)
ホームページはこちら(軽冷凍車・食品移動販売車の中古車販売しています)

メルセデス・ベンツE320 エンスト燃料ポンプ不良 平成11年正規輸入モデルV型6気筒車 2011/11
BMW E46 平成11年 オーバーヒート 2010/10月
走行中、ボンネットから煙りが上がりオーバーヒートしました。幸い気づくのが早く大事には至らなかったようです。
原因はウォーターホースの破れで水漏れを起こし、一気に水蒸気が吹き出し、煙となってドライバーを驚かせたようです。
よく見ると、パワステホース(油圧)の少量の漏れが長期に渡り、真下にあるウォーターホースに当たっていたためゴムホースが「ふやけ」破損に至ったためです。
パワステホースは4年ぐらいから滲みの漏れが始まります。全て交換すると修理代が非常に高価になるため、あまり交換せず補給で済ます場合が多いですが、それが続くとこうなるようです。パワステホースの下にウォーターホースが有るのも構造適な問題です。おそらく全ての同形式車がなるものと思われます。またこのホースは定期点検では見つけづらい隠れた位置に有るため要注意です。
オーバーヒートした為、サーモスタット・ラジエターサブタンク・エンジンオイルも交換しました。
また、このエンジンは冷却水の空気抜けが悪く、気をつけないと再度オーバーヒートします。冷却水の交換は要注意です。
ハイゼットS200P燃料(ガソリン)タンクの錆・ 2010年10月
年式(H14年)の割に走行少ない車です。外観・下回りとも錆・腐食など無く程度はよい方です。
急な加速やスピードを上げると失速し、エンジンがもたつく症状ですが徐々にひどくなってエンストするようになり、再始動が困難になってきました。
症状からすると燃料系のようなので、ポンプを疑い、燃料タンクを外しました。
写真のように内部が錆だらけで、ポンプのストレーナーが目詰まりを起こしていました。
外観から想像できませんが、燃料タンク内のガソリンが少ない状態が長期に渡り続いたため、内部の水分が錆を誘発したようです。燃料はいつも適度に入れておかないとこういう事になると思われます。
ハイゼットS200Pノーマル車に電動パワステ取り付け 2009年9月
ダイハツハイゼット前期モデル? 床下のラックに電動パワステが装着されるタイプです。取り付ける車両はH14年1月登録です。
コンソールカバーを外してみると車両ハーネスは見当たりません。新たに配線する必要ありです。
この電動パワステはCPU一体で、床下についているためか衝撃なのでよく壊れる物です。中古も少なく、新品は非常に高価です。
今回は廃車する同年式の車でパワステ車がありましたので、移植することにしました。
取り付けの前にハーネスを古い車から外し配線します。
バッテリーB電源・IG信号・EPSW信号(EPSランプ回路)・SPD(車速センサー)・REV(エンジン回転信号)をメーター裏のコネクターや車両CPUからコネクターに配線します。
本体の取り付けは問題ありませんが、センターアームは連結ロッドの形状がノーマル車より異なります。いわゆるポンヅケとはいきませんでした。
センターアームやロッドを古い車から外し取り付けしました。

平成14年後期から電動モーターが室内に着くタイプに変更になっています。こちらは未だ試したことがありません。
オイル漏れ・パートU トヨタコロナST170平成7年式  2008年4月
エンジンからのオイル漏れ。ガレージの床(コンクリート)に痕がベッタリつき家の中にある駐車場では気になる「ヤツ」です。
年式の割には走行少なく、自宅保管の車両でワンオーナー・程度は良いほうです。
前回の車検時にタペットカバーPK周りの交換暦があり、漏れの指摘をユーザーから受けていたが、だんだんとひどくなってきたので今回で完全に治すように修理の依頼を受けました。

オイル漏れの修理は1ヶ所だけで場所が特定できればそんなにてこずらないが、大抵の場合、複数箇所からのオイル漏れが多く再修理になることが多いです・・・
今回の場合はヘットカバー周りのパッキンは交換済みなのでそれ以外のカムシャフトシールだと予想しタイミングベルト周りを分解し見てみました。横置きFFのため見ずらいが「手鏡」でライトを当てて目をこらすとカムシャフトシールからの漏れを確認できました。

一般的にオイル漏れの順番はヘットカバーPK→デストリビューターOリング→カムシャフトシール→クランクシャフトシールと上から順に下に下りてくる感じです。熱に影響を受けやすい順と同じです。

たかがオイル漏れですが、場所によっては大掛かりな作業になり工数も高く、交換部品の値段の割には修理代が高く付きます。
さて、今回はカムシャフトシールとついでにクランクシャフトシール・タイミングベルト・アイドラBgの部品を交換し100キロほどのテスト走行後、漏れが無いことを確かめて納車しました。(納車時には年式を考え、他からのオイル漏れも有り得る)という一言を付け加えておきましたが・・

20日程度のち、ユーザーに電話したところ、漏れは少なくなったが依然漏れがあるとの返事に唖然としましたが、再度車を引き取り、リフトアップして見るとユーザーの言うとおり漏れがありました。下に落ちる箇所からすると同じ箇所からのようですが、以前より少ないようです。
もう一度タイミングケース周りをバラシ、良く見ると交換済みのオイルシールからの漏れはなく、オイルポンプケースからの滲みがあるようです。取り付けボルトを増し締めし、周りをブレーキクリーナで清掃し、組み上げて30分ほど試運転し、確かめてみると同じ個所がやはり漏れています。ポンプケースからの漏れと確信し、再度バラシ、ケースを外してみるとケースの接合面はOリングが入っていましたが、ゴムの硬化と当たり面(アルミ)の腐食がありました。面を細かいペーパーでならし、新品のOリングとシリコンシーラントを併用し組み付けました。

数回の試運転後、漏れがない事を確かめ納車しました。
ユーザーには車が古いので、他の個所から漏れることが有りますと一応告げておきました。

余談ですが
同じころ、ベンツの6気筒車(202020)でエンジンオイル漏れの見積もり依頼ありました。シリンダーヘッドの接合面よりのオイルが漏れで、ヘッドを脱着・オーバーホールが必要となる大掛かりな作業のため、ディラーに概算を聞いてみるとかなりな高額になり、作業してみないと価格は言えないと返事でした。
たしかに小手先の修理では再修理の可能性が高く、その後の修理請求が難しくなるため、実際の作業では関連の部品も交換していくことが多いです。ユーザーにしてみるとなぜこんなに高くつくか疑問ですが、実際の作業工程の工数・時間を考えてみると妥当なところと思います。
交換前のカムシャフトシール・漏れて周りが濡れています
この辺りにオイルが溜まり下に落ちます。
オイルポンプケースを外した状態。溝がありそこにゴムOリングが入ります。
アルミケース・茶色にスジが入っている処が腐食しています。
ワゴンR CT21S エンジンオイル漏れ・続編 2008年1月
下のワゴンR・オイル漏れですが、3週間後、気になるので電話して来社してもらい車をみたら相変わらずひどいオイル漏れでした。。オーナーには事情を説明して代車を用意し再度車を預かり点検しました。先に修理したところは浮き上がっておらず他の場所からのオイル漏れがあることになります。残りはクランクのオイルシールしかないと思い、下から良く見るが酷いオイル漏れのため場所が判定できない・・・プレッシャースイッチも良く漏れるが今回は大丈夫のよう・・
クランクのオイルシールを外してみると、裏側に亀裂が数箇所あり、ここからのようです。回転があがると一気にオイルが漏れだすようで、亀裂はオイルシールの寿命みたいでゴムが硬くなり入ったようでした。
(この車は夏ごろ(4ヶ月前)にオイル漏れ修理でカムシャフトオイルシール・タペットカバーPKなど交換暦があります)
今回の教訓はオイル漏れの修理の場合、問題箇所のオイルシールは全て交換しないと2度手間になることでした。
よく言われますが車が旧いので悪い箇所だけ修理してくれと言う「お客様の誘惑」に負けたのが反省です。
ワゴンR CT21S エンジンオイル漏れ 2007年12月
エンジン下がオイル漏れでベトベト。リフトアップして下から見ると、レベルゲージが上に上がりそこから隙間ができ、車が動揺するごとにオイルが漏れるようです。
オイル点検などでゲージを抜いたときにズレ上がったようだ。タイミングベルトカバーの中ほどにステーの取り付けがあるがネジが少し緩んでいた。古くなるとタイミングケースが樹脂のためゲージパイプの取り付けが甘くなるようだ。
ワッシャーを挟みしっかり固定されているのを確かめて作業した。
ダイハツハイゼットS200P EF-SE ハンチング 2007年11月
 当社の中古車でエヤコンや冷凍機のスイッチオンでアイドルアップ後、エンジン回転が上下し安定しない症状でハンチングと言う状態。
走行は7万キロ程度・点検整備でエヤークリーナーの汚れ大があり・交換後、発生したもよう。エヤークリーナーの目詰まりが解消されたためか空気の流れが良くなりが吸入空気量が変わりアイドル補正が効かなくなったようだ。
EF-SEエンジンはスロットルボディーのバイパスポートが見当たらず、アイドル制御は直接スロットルバルブを電気的に動かしているようだ。覗くとカーボンが付着し少し詰まっているように見える・
キャブレタークリーナで掃除し再始動すると、よけいに回転があがり補正ができなくなった。メーカーに聞くとこんな時はエンジンコンピューターをリセットしないと直らないとのこと・・
手っ取り早い方法はコンピューターの配線カプラを外し、数秒後放置するとリセットされる。正しい方法があるようだが、コンソールを外しコンピューターの配線を直接外すことにした。
数回しないとリセットされない場合もあり、2回程度でアイドリングが安定した。
暖気後・正常にアイドルアップすることを確認した。
このタイプは結構多いと思う。
メルセデス・ベンツE320始動不能 平成11年正規輸入モデルV型6気筒車 2007年9月
 走行8万キロ、ワンオーナー車で整備状態は良好。2回不具合が発生。日中の炎天下で停車5分後、再始動できず。もう一つは走行中、赤信号で停車したら急なエンストで再始動できず。どちらも真夏の炎天下で35度以上の条件、30分以上放置すると何事も無かったかのように始動する。連絡が入り積載車で現場に到着し様子を見ると始動するため原因わからず・・

 ヤナセに聞くと燃料関係のトラブルと思われるが自己診断に残っていたら不良箇所の特定ができ、修理の指針としてできるが、残っていないケースも多く、症状がでるまで時間がかかる場合もあるとのこと。
実際にヤナセに入れ自己診断テスターをかけると不具合箇所は表示しなかった。状況を見たわけでもないが、この車両はクランク角センサーの不良が多く、部品商も良く出る部品と言っていたので、交換し様子を見ることにした。

 その後始動不能の連絡は入っていない・・・・・

このクランク角センサーはエンジン回転信号を検出する最も基本のセンサーで、この信号がコンピュターへ入力されないと燃料ポンプ・点火系にも電源が供給されないため全くの始動不能となる。部品商のベンツでは良く出る部品との言葉には現実のため驚かされるが、高級が売り物のベンツにはもっと部品の耐久力を上げてもらいたいものだ・・・
エンジン後部・ミッションの接合部に取り付けられている
スバルサンバーGD-TT1 排ガス規制値オーバー O2センサー不良  2007年7月
 エンジンの調子は良好。ドライバビリテイーも問題なしアイドリングも安定している。車検準備で排ガステスターにかけると規定値をクリヤー出来ないことがわかり原因を調べる。まずスロットルボディーを覗くとカーボンが付着していたため外してキャブクリーナーで清掃する。アイドル制御のポートがよくカーボンが溜まるとこなので念入りに清掃して組み付けるが測定値は同じCO:2.5%,HC500ppm以上・・・・感覚的にO2センサーの特性不良を疑い、同型車があったため手っ取り早く交換してみたら規定値に収まった。排ガス制御が正常ならCOは0パーセントでテスターはほとんど反応しない。電子制御の異常は警告灯が点灯するが特性ズレや微妙な異常は点灯しない場合が多い。O2センサーの特性ズレは結構多く、過去何度か経験している。新品パーツは2万円以上と高価なため中古パーツを使用した。
ホンダEG6  シビッィクSIR 平成5年 走行6万キロ 時々始動不良 2007年6月
出先のスーパー駐車場などで買い物から帰るときに始動できないことがあり、確実になるとは限らずユーザーが不安なので車を預かってみてほしい依頼でした。問診ではセルモーターが回るか聞いてみるがとにかくかからないとのことでイマイチ要領を得ないが症状が出るまで見てみることにした。

共通な点は暑い炎天下で15分〜30分放置するとなるらしいので工場でも外に置き、時々エンジンかけて見ることにした。バッテリーは1年ほど前に交換してありテストでも問題はない。スターターモーターの回りも良く・イグニッションスイッチの接点も悪くなさそうだ。どうもセルモーターは回るがエンジンが始動できないと思われる。

3日目の晴天の午後・移動するため始動したが一発でかかり問題ななかったが、停止して見て再始動するとかからくなり(セルモーターは良く回っている)症状が出たよう。燃料関係と思いガソリンタンクのキャップを開け耳で燃料ポンプの音を聞いてみるがこの時は音が出ていない・・・・再度イグニッションスイッチを回すとポンプが回ることもありこの時は始動できる。どうも燃料系統のトラブルでポンプかリレーと言う事になる。リヤシートを外しタンクのサービスホールからコネクターにテスターを接続し電源が来ているかたしかめたが時々来ないときがある。この車はイグニッションスイッチオンで3秒間ポンプに電源を供給し切れ、始動すると再度ポンプに電源を供給するシステムだ・・・エンジンがかかってしまうと安定し停止することはなく調子は良い。どうもメインリレーの動作不良で始動不能のようだ。

新しいリレーを取り寄せると品番が代わっており改良されているようだ。交換してみるとポンプ側の電源の立ち上がりも安定し完治したようだ。ポンプ(定価3.5万円)でなく安く修理できユーザーも喜んでいた。
BMWドアミラー交換  2007年1月
型式 WBAAM51
電動格納ミラーで格納ができない状態。何かに当たると衝撃でよく壊れるが交換しかなくまた高価な部品である。
この車はミラー本体と外側ケース・ミラー鏡部分が別々に部品供給されている。格納が出来ない場合は本体だけの交換で修理できるようになっていて他の外車に比べると安く交換できる。
作業は内張りトリムの脱着しミラー取り付けボルト3本を内側から緩め配線を外して取り外す。ボデイーに傷がつかないように慎重に作業を要する。外側ケースとミラー部分をそのまま流用するのでこちらも慎重に取り外す。鏡を取り外すとケースを留めている爪が見えるので内側からドライバーなどで爪を広げて外す。外車の場合経験上・樹脂の強度が足りない場合が多く、無理をするとすぐ割れてしまうので気をつける。

参考 ドアミラー本体 約4万円  外カバー6千円 鏡1.2万円
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ミニキャブU61Tエヤコン入らず リレー不良 2007年1月
中古車の在庫車両の不具合。秋ごろは効いていたと思ったが移動のため久しぶりに乗るとACが入らなかった。送風は出るが、ヒーターのみの状態でマグネットクラッチの入る音が聞こえない。これでは夏場は乗れないし売るにも差し支えるので点検に入った。
エヤコンの点検の手順はまずガスが適量入っているかを見る。これにはゲージを回路に接続しガス圧を見てみるか、ゲージがない場合点検プラグの低圧側バルブを細いドライバーなどで押してみる。タイヤのエヤーと同じで入っているとガスが噴出すので判る。(ガスが漏れている場合コンプレッサー保護のためマグネットクラッチの電源をカットするようになっている)入っているようならACオンでマグネットクラッチに電源12ボルトが来ているかテスターで測定する。この車の場合ここで電気が来ていなかった。アイドルアップとコンデンサーファンは回るのでエヤコンアンプの不良かリレーの様である。こうなるとリレーの配置図あれば作業しやすいのだが・・・・資料を集めるのには手間がかかる。

助手席の足元上にリレーやらコントロールユニット・ヒューズボックスが有るので、ACスイッチを何度もON/OFF繰り返し該当するリレーを探してみる・・が・・手に感ずるリレーは無かった。
運転席の下に大きなヒューズボックスが有るのでそちらも見てみたら氷のマーク入ったリレーを見つけた。幸い同じ型式の車両が合ったので手っ取り早く替えてみるとマグネットクラッチに通電するようになった。原因はこのリレーの不良である。見た目では異常は無かったが内部の接触不良の様である。
たまたま同じ車が有ったので簡単に修理できたが、そうでない場合配線図・リレー配置図などを頼りに時間がかかる作業が予想された。今回はラッキーであった。

夏以外でもヒーターでエヤコンを入れておいた方が除湿になりガラスが曇りにくいし視界確保で安全運転にもよい。またAC回路やコンプレッサーにも良いので何時もACのスイッチを入れるよう心がけている。
フォード・キャンピングカー始動悪い ディーゼル グロー不良 2006年12月
フォードV型7.3リッターデイーゼルエンジン搭載のキャンピングカー・ファルコン。あまり見慣れないタイプで並行車と思われる。知り合い所有の車で年間走行は3千キロも満たない。平成2年式だが走行は少なく3.5万キロで車庫保管の車で状態は良い。
朝の始動時かかり悪い時があり、しくじるとバッテリーが上がるほど回してもかかからない。出先でJAFの応援でも難儀した事があるらしい。

検査の依頼で引き取りに行った時は問題なく始動し、症状が出ずよくわからなかったがユーザーの話では一度かかり数十秒後にエンストするらしくその後まったくかからないとのことである。
工場での検査作業中、朝、車を移動する際にその症状が出た。一度かかったが直ぐにエンストしその後始動不能となった。感じではグロー(予熱)がうまく出来ていないような感じがした。エンジンルーム辺りでリレーの音が断続的にするが切れるのが速そうな感じだ。グローの状態を点検しようと思うがグロープラグの位置はエンジンルーム・ボンネット(前方)からは見えなく奥に有るようだ。車体の割りにボンネットが小さく点検するのに非常にやりにくい。よく見るとキャビン内にエンジンカバーがあり、それを外すとエンジン後部が良く見えるようになった。

エンジン後部中央にグロープラグリレー(タイマー内蔵)があり、出力側をテスターで見るとリレーが早く切れすぎで十分にグロープラグに電気が行っていない事がわかった。これでは冷間始動はできないはずだ。
リレー本体の裏側を見ると熱で絶縁物らしい物が溶けた跡があった。(車両は12ボルトバッテリー2個並列接続の12ボルト車)



リレー本体の交換になるが、部品の調達がうまくいかないと思いユーザーの了解を得て、手動のグローコントロールできるよう国産のデリカ用のパーツ12ボルトグローリレーを流用した。グローに流れる電流をクランプ式のテスターで測定すると最大で22アンペアー程度と表示した。

ハンドル横にスイッチを取り付け、押している間グローにリレーを介して電流を流れるように改造した。大体5秒〜7秒程度でいけるはず。
スイッチを押している間ランプもつくように配線した。


結果は上々で始動はスムーズになった。グロースイッチを押す手間が増えましたが(冷間時のみ)、かからないで困ることは無いはず。ただ長時間押すとグロープラグが焼けきれる恐れはあります?
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不良のリレー
ダイハツムーブL600S,平成10年 電子キャブレター不良 エンスト  2006年8月 12月追加編集
始動はセル一発でかかるが、動かす時に息つくような感じで時々エンストする時がある。直ぐに再始動できその後の走行問題なく、加速・アイドリングも調子よく、一度かかってしまうと症状が出ない厄介な故障である。走行は約4万キロでエンジンの状態は良く異音などは出ていない。始動直後のファーストアイドルも効き自動チョークも問題ないようだ。電子キャブレター仕様なので制御がうまくいっていないかも知れない。
経験的に点火系統の不良ではなく、燃料系統の不具合と感じ取れたので、チョークバルブの調整やアイドル調整などして様子を見てもらった。。

数週間後やはり症状が時々出、改善されていないとの連絡があり再度見ることになった。
一般的にキャブレターの故障は再生品で対応することが多く、交換してみて症状が出なければ修理完了とすることが多い。電子キャブレターの場合、制御系統のパーツが高価で非常に高くつく場合になり、簡単に交換とはいかない。症状では冷間始動時に出る場合が多いので電子制御関係とは関係無さそうなのでオーバーホールすることにした。

電子キャブレターとは言っても構造は従来のキャブレターと一緒なので特に気にする箇所は無い。バラしてみるとフロートニードルバルブに引っかかりがありフロートの動きが悪い事がわかった。腐食がありフロートが上がった状態で固着していた。
原因は長時間(日数)の放置によるフロート内部のガソリンの乾燥によるものと思われる。バイクでもそうだが乗らずに長時間置いてある車はキャブレター内部の腐食が進行している場合がある。
こういうケースは他の箇所も腐食がある場合が多いので、キャブレター腐食用の薬剤に1昼夜漬け掃除することにした。目に見えない細かいノズル等のパーツのためゴミが取れたか不明だが入念にエヤーなどで飛ばし組み上げた。

組み上げ後は症状が出ず調子がよくなったので完治したと思われる。



ムーブはグレードの違いにより燃料噴射と電子キャブレターのタイプがあり、この車両以降キャブレタータイプは廃止されたようだ。
バルブに腐食があった
オーバーホール中のキャブレター
作業中のエンジンルーム内
オペルヴィータ XG140 H8年 エンジン不調・プラグコードよりリーク  2006年8月
ヘットカバー(タペットカバー)のゴムパッキン不良(経年変化)でエンジンオイルがプラグホールに漏れて溜まり、そのため二次電圧がリークしエンジンが不調になった。

経過を想像すると少しずつ漏れていたオイルがプラグに当り失火し、不調になったが、遠方のため無理に運転し帰宅したため、プラグコードが不良になったものと思われる。診断時は3・4番が導通不良になっていた。

ヘットカバーを外すと、古くなったパッキンの密着が悪くなると、プラグの方へ漏れたオイルは溜まる構造になっていた。国産車はプラグホールにパッキンが有るが、溜まらない構造になっている。この車は写真のような構造になっていた。ヴィータのオーナーは気をつけるポイントだ。
プラグコードの供給は1本単位で¥5,300と高価
中央の溝にオイルが溜まっている。溢れるとプラグホールに入り二次電圧がリークする。
ミツビシRVR R23W 平成8年 アイドリング不調・エンスト・ISCV交換 2006年7月
信号で停止するとエンジンが止まり、再始動はできるがアクセルペダルを離すと直ぐにエンストする症状。
最初ユーザーの問診では、とにかくすぐ止まり乗れないので見てほしい依頼。点検したところ、症状が出ず、アイドリングがプラグ1本不調のため未燃焼ガスが出ていてこれで調子が悪いのと思い込みで修理。プラグ交換後は排気ガスも綺麗になりこれで納めた。が2,3日後ユーザーから連絡が入り、まだ直っていないとの連絡。

再度預かりよく見ることにした。しばらくエンジンをかけていると10分ぐらいで急にエンストし症状が出たのでダイアグコードで異常個所を見ると正常コード。コンピューターには記録されていない。この車はアイドル制御されていてAC・ONやパワステ操作時はアイドルアップされる構造になっているが、暖気後はステップモーターのコイルが発熱などで動きが悪くなるようだ。一応はずして抵抗値など測定するが断線・ショートは無さそう。以前同じ構造のディアマンテでもISCVを交換して直った経験があり、ミツビシディーラーでもよく故障するが交換しかないとアドバイスを受けたことがある。新品を取り寄せると形状が変わり、品番も変わっていたことから改良されているようだ。交換後・試運転も快調で停止することはなくなった。数日後ユーザーからも連絡が入り調子が良いとのことでした。
部品価格¥16,000
ミニカトッポ H31A 平成6年 4AT オーバードライブの滑り 2006年7月
以前。整備月間情報誌に載っていた整備事例が実際当社で使用しているサービスカーに症状がでましたので記録しました。

ミニカトッポ4ATのオーバードライブが故障するケースは業界では時折耳にすることが有りました。一般的には中古ATと乗せ代えなどで対応し、修理することは少ないようです。そのせいか中古ATが少なく、あっても結構高価です。修理は整備事例に載っていたように実際にやってみると簡単に行え、エンジン・AT本体の降ろしも必要なく、パーツ代もしれていますのでオーバードライブが滑る場合は修理をお勧めします。

エンジン。ATミッションが載っているフロントメンバーをオーバードライブケースが外せる程度左側下にずらします。(ジャツキで支えながら)その前に。フロントパンパー脱着・ステアリングギアボックス連結・左ストラットとハブを切り離し、下がりやすくし、アクセルワイヤーやバキュームホース類など外しておきます。

ケースを外すとクラッチにつながるギアのセンタースプラインが磨耗してツルツル状態になっていました。相手のスプラインシャフトは磨耗なく使用できそうです。交換はこのパーツだけで組み上げました。

走行テストでは4速もスムーズに入り、滑りなく完治したのを確認しました。
部品価格は約4〜5千円
スズキエブリィ F6A  平成12年 白煙 2006年3月15日
マフラーから出るオイルの焼けるニオイを伴った煙のことで冬場によくある水蒸気の湯気ではありません。
冷間始動直後や、長くアイドリングした後の空ぶかしなどに出る事が多く、燃焼室に吸い込まれたエンジンオイル等が燃えて青白く、ニオイがあるのですぐわかります。
原因はエンジン内部の磨耗が考えられますが、一般的にはエンジンオイルの交換頻度が少ないためによるスラッジの生育により、バルブキャップシールの固着・割れ・磨耗が原因して吸気バルブからヘットカバー内のエンジンオイル吸い込みが多いようです(オイル下がり)
最近のエンジンはほとんどが1気筒4バルブでバルブ機構が複雑です。当然オイル循環も旧OHVエンジンに比べたら多く、ヘットカバー内はオイルが激しく飛び散っているのがわかります(オイルキャップから見えます)吸気バルブも多く、オイルも吸い込みやすい構造ですのでバルブシールからの吸い込みは旧車より多いです。
またターボ車の場合タービン軸のBGの潤滑や冷却が不十分になると軸受け磨耗大となり、ひどい白煙になります。、「オイル下がり」の比ではありません。ターボの場合通常エンジンよりもかなりオイルには神経質になる必要あります。

オイルは交換しなくても車は走りますが、積もり積もると後で一気に症状が出てきます。もっとひどい状態ではピストンリング(オイルリング)がリング溝に固着して弾力がなくなり俗に言う「オイル上がり」状態になります。
実際にはこうなると「オイル下がり・オイル上がり・リング磨耗」が併発し2000Kmぐらいでオイルが無くなる場合もあります。
以上のことからオイル交換の頻度が少ない車でかつ走行の多い車がなりやすく7から8万キロ程度で兆候が出てきます(商用車に多い)

修理となるとシリンダーヘッド脱着しての作業となり大掛かりです。
「オイル上がり」も有ると、程度のよい中古エンジンと交換するのが手っ取り早いです。
その中古エンジンも交換の際にはエキゾーストポートやマニホルドを覗いて、オイルによるカーボン付着の程度を確認したほうが良いです。オイルが燃焼したらベトベトになっているのでわかります。

さて今回の車はスズキエブリィH12年、F6AタイミングベルトEPI仕様のエンジンで走行9万キロ、始動直後、白煙が出て匂いもきつく、エンジン回転が続けると消えるが、アイドリング状態からのアクセル踏み込みでは一気に白煙が出てあきらかに「オイル下がり」状態だ。
シリンダーヘッド脱着し燃焼室、排気ポートの状態を見るとオイルが回った痕がありベトベトしカーボンも多く堆積していた。バルブキャツプシールを交換するためバルブを全てばらし、ダンボール箱にバルブを刺し位置を間違えないようにマーキングしておく。軽自動車のためエンジンも小さくバルブ組み付け作業はやりにくい。キャップシールは内面にオイルを塗り、丁寧にバルブガイドに押し付ける。後はヘッドガスケットを面を傷つけないように取り、ついでにシリンダーヘッド面の歪程度も見ておく(真っ直ぐな定規を面に当てればわかります)問題なければ元通りに組み付けて行く。
作業完了後のエンジン始動では、バルブ組み付け時に塗ったオイルが燃焼し、しばらく煙出るが走行するとやがて消えていく。
翌日冷間始動時に白煙が出ないのとLLCの量を確認して作業完了とした。

最近はガソリンスタンドも閉店やセルフ化が進み、オイル交換セールスも少なくなっています。ユーザー自らオイルメンテナンスに気を配りエンジンを良好な状態に保つ必要あります。年間走行1万キロ程度の自家用車では夏・冬の年2回の交換レベルは最低限です。

中古車の場合、新車からオイルメンテナンス良好なら10万キロオーバーでも問題ありませんが、オイル交換いつしたかわからないユーザーの車はそのツケを払わされる羽目になります。





2006年5月1日一部再編集
スラッジがひどく堆積している
排気ポートの状態・オイル燃焼によるカーボン堆積
バルブキャツプシール
ミニカトッポR、H31A オーバーヒートによるシリンダーヘッド吹き抜け 2005年12月11日
H31A,平成6年 55,000Km
オーバーヒート(Wポンブ冷却水洩れ)に気づかず、無理に走行を続けたためエンジン停止。路上で走行不能に陥った車両でユーザーは女性。水温メーターを見ていなかったようだ。JAFの応援で当社に搬入された時点ではエンジンルームが焼ける臭いがし、クランキングでも明らかに圧縮洩れが認められた。相当なオーバーヒートだがここまで行くとシリンダーヘッド(アルミ合金)が高熱で変形したり、後遺症が出るため、廃車または中古エンジン載せ替えになる場合が多いが、下取りが決まっていたためと検査の残り1年以上あるため自家用で乗ることにし修理することにした。

フロント回りバンパーなど外し、インレツトマニホルドを着けた状態で約1時間半程度の作業でヘッドを脱着できた。ガスケットの破損は無く、シリンダーヘッドの変形による吹き抜けのようだ。ゲージで測定したら歪み限度に近いが面研磨することにしエンジン業者に作業を依頼し0.37mm研磨してもらった。費用を抑えるため最低限の交換パーツで組み付けたがあとでやり直しする破目となった。

タイミングベルト、カム回りを組み付けて先に各気筒の圧縮を計ったが2番、3番が4Kg/平方p程度しかなく圧縮が足りない。通常は10Kg/cm以上ないと満足な燃焼は得られないので作業を中断し再度バラスことにした。各シリンダーの内面には傷もなく、オーバーヒートまでは調子よかったのでリング固着による圧縮洩れは考えにくくバルブシート面を疑い16個有るバルブをオーバーホールした。2番、3番の各バルブに当たりが悪くここで圧縮洩れがおきていた。やはり熱による変形でバルブシート面まで影響があったようだ。先にばらした時に軽く点検(灯油などをバルブ上から垂らし洩れの程度を見る)しておけばよかった

再度エンジン業者にバルブシート研磨を依頼し、バルブシールも交換し再度組み付けを行った。ある程度組んだ状態で各気筒の圧縮を測定したら11Kg/平方センチ以上と安定していたのを確認し、配線、ケーブル、などを接合し作業を続けた。LLC注入後エンジンを始動したら一発でかかり、各気筒のバランスも安定して良好な状態になった。タペット隙間を調整し作業を終えた。

SOHC4気筒16バルブでECIマルチ(燃料噴射インジェクション)ターボの一つ下のグレードで軽自動車ながらハイメカを搭載しているタイプ。中古エンジンも少ないので修理を進めたが、かなり手間もかかりあまり良い作業とは言えなかった。

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バルブシート研磨、組み付け後圧縮測定(規定値に収まった)

エブリィー、DE51Vクラッチディスク交換 2005年6月1日
DE51V,平成6年 89000Km
ディスク磨耗によりクラッチ滑りのエブリィー。
ミッドシップエンジンの後輪駆動で作業指数も結構高い。
作業要領はリフトアップ後、エキゾーストパイプ外し、後輪メンバーに
付いているロッド、リンク、ショツクアブソーバーを外しメンバーを針金で吊っておく(ロアーアームはそのまま)。次に左のドライブシャフトを抜きメンバーに針金などで縛っておき、ミッション取り付けボルト、セルモーター、MTマウントを外しミッションを脱着する。ジャッキで下から支えながら左に移動しその後は上から針金で吊った状態にしておき宙吊りしておいた。作業スペースは結構あるのでその状態でディスクカバー。BGを交換した。右ドライブシャフトインナーブーツがヒビ割れ状態なのでついでに交換。その後は組み付けだが、ドライブシャフト挿入時にはオイルシールを痛めないよう気をつけて作業した。
ワゴンR,CT21Sクランクシールからオイル漏れ 2005年5月17日
CT21S,平成8年 83200Km
停車中にエンジンオイルが洩れた痕があり、地面に広がっている。下から覗くとエンジンとATミッションの間より洩れているようだ
下のエクゾーストパイプに洩れたオイルがあたり時々煙が上がることがあり、焼ける臭いも気になる。
クランクシャフトミッション側のクランクシール交換作業になるが、エンジン本体を車両より下ろす必要ありで工数時間もかなりかかる。作業要領をスズキディラーに聞くとエンジンやミッション単体で下ろすよりもメンバーごと下ろす方が結果的に時間が短縮されるとのこと。
早速作業に取り掛かる、エキゾースパイプ、ドライブシャフトなど外し、エンジン回りのハーネス、ケーブル、ラジエター、ウオーターホースなど外していくが作業時間は思ったよりかからない。エヤコンはコンブレッサー配管そのままで針金でボテイに吊るしておいた。
約3時間程度で脱着でき、コンバーターを外してみると予想通りオイルシールより洩れた痕があった。オイルシールのゴムの割れで劣化のようだ。
新品のオイルシールにグリスを塗り慎重に組み付けた。マウントゴムもひび割れしていたので交換しその後は外した順の逆に部品を組み付け、ATオイル、LLを補充し作業を完了した。
ボルボ850左フロントハブBg交換 2005年4月28日
8B5254 平成4年 96600Km 
ユーザーの依頼では、ドライブシャフトの音鳴りで見てほしい内容でしたが
テスト走行ではそう言う音は無くよくわからなかった。車体に響くタイヤノイズのような感じがしたので減っていることもありタイヤ交換を薦めて様子を見てもらうことにした。
その後やはり症状は同じでカーブ時に音がはっきりすると連絡があったので再度よく見ることにした。最初の点検から約1ヵ月後のこともあり、ジャキアップでの回転テストでは左右の違いがはっきりし、ハブBgの異常と診断できた。外車の場合は発注の前に部品見積もりをしているが価格の高いのにびっくりした。Bgだけの部品供給はなくハブAssyで定価で4万円以上との返事でオーナーに了解を得てからの作業となった。脱着して単体でみるとゴリゴリ音が伝わってきハブBgとはっきり断定出来たがそれにしても部品の高価格に驚く。
交換作業は国産のFFと大差なくドライブシャフトは抜かずハブだけ脱着できるので以外と簡単であった。(4本のトルクスボルトで内側から固定している)

交換後の走行テストではノイズが減り快適な走行ができるようになった。

最初の症状で直進走行ではわかりずらくS型カーブなどの重心移動があるような道路で音がしていたようだ。(それでカーブを曲がった時に音がするユーザーの訴えに納得がいく)
オートマ、エブリィ始動が悪い(インタンク式燃料ポンプ交換 2005年4月20日 燃料系2件
型式 DE51V 平成6年 走行98000 km AT インジェクションタイプ(EPI)
スズキエブリィDE系はマニュアルミッションがキャブレター仕様でATはインジェクションタイプだ。朝の始動が悪くセルを3回ぐらい回さないとエンジンがかからない。一度始動するとその後はなんとか支障のない程度でかかるがそれでも長くスターターを回さないとかかり悪い。走行には問題なく加速も支障はないが・・最初から燃料系を疑い燃料フィルターを交換したが改善はなかった。燃圧計をセツトしスターターを回すと2.0Kg/から1.8Kg/に落ち込む時がありそのときはかかり悪い。2.2Kg以上ないと噴射状態が悪いようだ・・

右の写真は燃料ポンプ交換後、キーオンで測定した燃圧。交換前と明らかに0.6Kgほど高くなっている。この後は始動性も良くなりセル一発でかかるようになった。(クランキング中でも燃圧は下がらず2.2Kgと安定していた)


BMW325(A25)WBAAD21 昭和63年式 走行23万キロ エンスト後始動できない 
SOHC6気筒インジェクションエンジンで前出のタイベル切れヘッドOHの友人の車である。
出先の急な坂で停車後、乗り出しの時一度始動したもののエンストし、かからないとの連絡が入った。携帯越しにクランキング時の音を聞くと圧縮あるようなので点火系か燃料系と判断した。
後日、積載車で引き取りに行き、確認のためセルを回したがかからなかった。工場へ持ち帰りタイミングライトで点火系を見たら火花は飛んでいるようなので後は燃圧である。燃料パイプを少し外したら残圧がなく、ポンプ(インタンク式)を疑ってセルを回しても燃料が出てこなかった。(クランキング中にポンプが回る)
この車は右側座席後部下に燃料タンクがあり、後部座席下をめくるとサービスホールが見える。ポンプに軽い衝撃を与えセルを回すとポンプが回りだした。年式も古く距離も相当なのでポンプの寿命のようだ。新品ポンプ(約4万円)と燃料フィルタを交換し作業を終了した。
燃料フイルターは真っ黒なゴミが混ざった燃料が出てきた。
下のパイプは燃料ゲージ
バケツで受けた燃料フィルターのガソリン
2004年10月30日
ワゴンR平成7年、パワステが効かない
型式 E−CT21S 走行78000 km AT 
パワステが効かない症状。この車両は運転席ハンドル下にモーターが装着されている電動アシスト式でコンピューター制御されている。ダイアグで不良個所を出力できるのでスズキに資料をもらい見てみた。
記録を消去し(30秒バッテリー断)パワステが効かない事を確かめ、サーキットテスターで見てみたら出力24でスピードセンサー系の異常と出た。異常コードの内容では走行時に異常を検出するはずであるが走行していない状態である。スズキではよくATについているスピードセンサーが故障するのでそこを見てみたらとアドバイスを受けたがどうもおかしい?
このタイプはAT本体にはスピードセンサーは装着されておらずメーター内部より信号を得ているようである。メーターのコネクターを外した状態ではパワステが作動することが確認できたのでメーター内部の異常と考えられるが走行していなくコネクターを接続するとおかしくなる。いろいろ試していると始動時のセルの回りが重くなりついには始動できなくなった。バッテリー単体は電圧もありOKでセルモーターを外して単体でテストするとこれも異常なかった。元の状態に組み付け再度スターターを回すが同じであった。ここでバッテリーアースリード線の取り付けが左ストラット上部固定ナットに取り付けられているのがおかしいと思いブースターケーブルでアースをエンジン側にとって見ると簡単に始動できた。チャージ量を見るとよくチャージしており電圧も正常だ。原因はバッテリーアースの取り付け位置不良によるアース不足であったようだ。AT本体にアース線を取り付け後パワステも問題なく作動できるようになった。ユーザーが何かの時に取り付け位置を変更したためによる故障と思われる。

2004年10月7日(木)
ラシーン平成7年、信号待ちでエンストする
型式 RFNB14 走行22000Km
信号で停止するとエンストする症状で毎回ではなく時々らしい。
引き取りから工場まで20分程度走行するが特に異常は感じられず、アイドリングも安定していた。AC操作時もアイドルアップしておりアイドル制御は機能はしている。
この車両はエアーフローメーターとスロットルボディーの一体型でここに関連部品が装着されている。
アイドリング制御はECUからの信号でステップモーターを回転してアイドル時の空気量を変化さしている。AC操作時や電動ファン回転時、ヘッドライトON時などにエンストしにくいようにアイドルアップしているタイプだ。学習機能も備わっている。
症状が出るまでエンジンを回していると突如エンストした。エンジンチェツクランプは点灯していない。再度かけ直すとすぐに始動するがアイドリングは不安定だ。ISCVバルブを疑いコッツと衝撃を与えると再びエンストした。
最初にカーボン付着が原因で動きが悪いのでは?と思い外して掃除していたが外観では異常は見えなかった。新品パーツを取り寄せ交換してみると衝撃を与えてもエンストしなくなった。エンジンが温まると中のコイルが断線、ショートしてアイドル時の空気量が変化し空燃比が異常になるみたいだ。

1週間後ユーサーに調子を伺ったら「エンストはしなくなったがまだアイドリングが不安定の時がある」との返事だったので再度工場に持ち帰り点検した。以前なにかの資料でエアーフローメーター内部の接触不良でがあるのを思い出しスロットルボディーについているエアーフローメーター内部を見てみた。目視点検でかすかなハンダの浮きを発見しハンダの焼き修正を行って見て様子を見た。テスト走行も問題なかったので納車しその後ユーザーに確認したら症状は出なくなった。

結果複合の不良個所だったようだ。関連性があるためISCVバルブにも影響が出たようだ。

右下の写真は新品ISCVバルブ


エアーフローメーター内部のハンダ浮き有り、接触不良
2004年2月28日(土)
H10年ハリヤー、エアロツアラー3000AMチューナー感度不良(FMは問題無し)
型式:MCU10W   年式平成10年12月  エンジン型式1MZ ナビ無しモデル
ルーフ右後ろにちいさなロッドアンテナがつくタイプでAM専用のよう、FMは左クォーターガラスに貼り付けられている。中古車で仕入れたが最初からロッドアンテナが装備されていなかった。部品を取り寄せつけても、感度が向上せず、チューナー本体にじかに別のアンテナを接続すると感度が回復した。よってアンテナからチューナーまでのケーブル又はプリアンプが悪いと判断しディラーに問い合わすと、このタイプはじかにアンテナに配線されているので多分配線であろうとの返事。
とりあえず右クォーターの内張りを外し、アンテナベースを取り外して見ると内部に基盤が見えアンプらしき構造になっているようだ。部品の価格も¥3,000以内なので取り寄せて交換してみると感度が回復した。
アンテナを外した状態で長く経過したため雨水が浸入しのか内部不良になったようだ。外観ではそれらしい感じではなかったようだが・・・・
2004年3月2日(火)
H9年オペルヴィータ、スイング ウォーターポンプ交換
型式:XG140 エンジンX14 走行52000km
16バルブ、ツインカム1400ccのコンパクトエンジン。
ウォーターポンプはタイミングベルトで駆動されているタイプで国産と違い部品のバラツキによるのか結構弱い。比較的低走行距離でも突然異音が発生しびっくりさせられることがある。最も怖いのはロックによるタイミングベルトの歯飛びであり、オーバーヒートと重なってピストンとバルブが干渉しエンジン停止に至ることである。幸いこの車両は気づくのが早く大事には至らなかった。
昔のBMW3シリーズもそうだったがタイミングベルトの強度が弱く、国産車のように10万キロはもたないようだ。5万キロ台で交換するほうが安全のようで、気をつける必要がある。でも最近のエンジンはチェーン方式に代わってきているようであるが・・・・
さて、交換作業は狭いエンジンルームの割にはやりやすい方だと感じた。タイミングカバーやクランクプーリーを外して上からの作業で全て出来た。エンジン下側からの作業は必要は無い。ただウオーターポンブを外す際に位置をマーキングしている方が後のタイミングベルトの張りをテンショナーで調整する時に便利だ。(ウオーターポンプ自体どの位置でも取り付けられるため)
作業時間は一度経験があれば3〜4時間程度で完了する。
インパネ、イルミネーション球(ウエッジ)取替え
この車はエンジンが始動すれば常時点灯するタイプで年数と距離により球切れする場合が多い。でも交換となれば簡単には行かず、パネル自体を外し裏側から手をいれ球を交換することになる。最初は構造がわからずヤエコン関係のワイヤーやら、ケーブルを全て外しかなり大掛かりな作業となった。でも実際は右の写真のような状態にしないと球は替えられない。後からは交換作業は難しいので6個ぐらいついている球を全て交換した。
写真は外して裏側斜めから撮った写真。
最初は2つあるエヤー吹き出し口を外しの奥にある取り付けビスを緩めるのがポイント。(吹き出し口が外れる位置(下向きにして薄いマイナスドライバーを突っ込み手前に引き出す)があるので無理に行わない)
オーディオは外す必要はなかった。

OPELIST オペル同行会のページ
(情報満載)
CAR,VIEW掲示板にVITAの情報あります
2004年3月5日(金)
BMW325(A25) タイミングベルト切れによるシリンダーヘッドオーバーホール
昨年7月の整備暦ですが、レポートします。
友人の保有するBMW325昭和63年登録、走行は多く22万キロ。過去に数回?タイミングベルトを交換しているが、記録が定かでなく、つい整備を怠ったためにベルトを切らしてしまった。
40kmhで走行中、いきなりのエンジン停止で「ボソッ」と言う音がし、再始動が不可能、クランキングが何時もと違うようだとの連絡が入った。積載車で引き取りに行くと案の定ベルト切れのようでセルが軽く回る。何度か交換した記憶があるがあいまいで最近のような気がしていたが整備履歴を見てもここ3〜4年は記録に無い。悔やまれるが距離も相当走っているのでバルブ等のメンテも兼ねるのでヘッドのオーバーホールすることになった。
このエンジンはSOHCの6気筒12バルブEFIでシンプルな構造である。整備もボンネットを外してしまえば作業はやりやすい。補機類を取り外しシリンダーヘッドを脱着してみると排気側のバルブが大きく曲がり、ロッカーアームも何個か割れていた。ピストンの頭にも少しバルブが当たった傷がついていたがピストンには異常が無さそうだ。ベルトは切れたのではなく20センチほど歯が欠けていた。
さっそく部品の手配をするがバルブやヘッドガスケットキット、ウォーターポンプ、ヘッドボルトなど皆価格が高いのに驚く!
一応エンジン屋にバルブガイドの点検やシリンダーヘッドの状態を見てもらうため外注する。走行の割には腐食が少なく特に問題は無いとの事。
バルブは12本とも交換した。
ピストンヘッドのカーボンやパッキン類を取り除き組み付け作業に入った。
ヘッドを載せるときガスケットを傷つけないよう注意し、上からロープで吊るし作業を行った。ヘッドボルトは再使用禁止で塑性域で締め付けるタイプだ。念入りに均等に締める。補機類を元通りに組み付け、LLC、エンジンオイルを補給しセルを回すと一発で始動した。バルブ隙間は冷間時のデータになっており、うまく合っているようだ。エンジン音も調子良さそうだ。
このエンジンは冷却水のエヤー抜けが悪く、よく見ておかないと後でオーバーヒートするので注意が必要。
テスト走行も結果は上々で満足できる作業となった。

この車もオペルと同じでタイミングベルトは6万キロまてで交換する必要がある。ウォーターポンプはファンベルトで駆動するタイプでこの車もよく壊れる。
2004年4月27日(火)
ミニカH31Aチャージランプが点灯しない
平成7年ミニカトッポ、エンジンキーONでメーターのランプ類が点灯するはずであるがCHGランプが点灯しない。
球切れもあるので交換してみたが同じである。始動直後回転数を2500rpmほど吹かすと一瞬ルーランプム急にく明るなり、充電を開始する。メーターで計測しても全く充電不良ではなさそうだ。
ダイナモのL端子、S端子にはキーオンの時に電圧が無いようで、どこかで断線、接触不良のようである。メーターの基盤には電気がきているようなので、エンジンルーム側があやしい。ミニカでリコールが出ていたバッテリーケースの下を見てみると、写真のようにコネクターの腐食を発見した。接触不良で熱を持ち、変形していた。
バッテリーの液がかかり腐食、断線したと思われる。新たに線をつなぎ直し完治した。

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